セレッソ大阪の柿谷曜一郎が真のキャプテンになった日

2016年シーズン、セレッソ大阪はJ2で戦った。
シーズン開幕前は優勝候補と言われていたにもかかわらず、シーズンを4位で終え、J1昇格をかけたプレーオフにまわることになった。
リーグ最終戦はホームで行われ、試合後に監督がファンに対して感謝の挨拶のひと言目を発した瞬間、観客席から大きなブーイングが起きた。
不甲斐ない成績の原因は監督にあるとファンは考えていたからである。

大事なプレーオフが控えているにもかかわらず、スタジアムは異様な雰囲気に包まれた。

次に、キャプテンの柿谷曜一郎が挨拶をした。
その時の柿谷曜一郎のコメントが秀逸であった。

「今日は応援ありがとうございました。優勝できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。プレーオフに勝ってJ1へ昇格するには皆さんの力が必要です。今、監督に向けたブーイングが次は声援になるように、僕らは必ずJ1に上がります。」

スタジアムの空気が一変した。
ファンとチームが一体となった。

そして、セレッソ大阪はプレーオフを勝ち抜き、J1昇格を決めた。

柿谷曜一郎は若い頃から”天才”と呼ばれていたが、朝寝坊して練習に遅刻するなど、”子供”なところがあった。
そんな柿谷曜一郎が上記のようなコメントを言える”大人”に成長した。

この日、柿谷曜一郎はセレッソ大阪の”真のキャプテン”になった。

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